・・・いて・・・ 目を覚ませば感じた体の痛みに、慎はゆっくりと身を起こす。 平日の学校、資料室―――――― カーテンの隙間から零れる日の光を、当たらない様にと自分の学ランを着込んだ久美子の頭の上で座りなおした。 静かな、時間。 いや、本当は自分は授業の時間で、久美子は自分や他のクラスの授業に使う学材を作る時間なのだけど。 『ひゃ・・・ぁっ・・・!』 押しかけたこの資料室で、どうしようもなく昂ぶってしまったから、無理やり久美子を床に押し倒してしまった。 そして、今。 「ん・・」 床が痛いから、と全て脱がせた久美子の体に下に引いた自分の学ランを、着こんだ久美子が自分の横で力尽きて眠っていた。 ちょっと可哀相だったな、といつも終わった後に思う。 床だと久美子の体に傷をつけるとも思う。 でも、いつだって自分とそんな関係なんて持ってない、と思わせる久美子の一生懸命な姿を見ると―――――― ・・・我慢できねぇ。 自分の手で、もっと汚したくなってしまうのだ。 「ごめんな・・・」 言いながら、そっと横たわる久美子の頭を優しく撫でた。 と。 ふと気付く、床に転がる久美子の下着。 指に引っ掛けて、静かに自分の方へと引き寄せた。 ・・・・・いつも思うけど。 なんで、女の下着はこうも色んな種類と色があるのだろうか。 確か、昨日部屋で見たときは違う色だった。なんだか、模様も違ったし。 「どうせ脱がすのに」 と、前にそう言ったら結構怒られた記憶がある。 男にはわかんないよ! とか。 お前がいっつも突然だから・・・ とか。 最後のは意味がよく分からなくて聞き返したら、言わせるな!と怒られた。 「・・・ふ。」 ・・でもホントは、分かってんだ、俺。 脱がせる時、気に入らない下着の時だとちょっと不安な顔すンだよな・・・ 別に、そンなのどうでもいいんだけど。 大切なのは、欲しいのは、下着の下にある、中身――――だから。 「んん・・・・」 まだ夢の中にいる久美子が起きたら、からかいながらそう言ってみようかな。 「ふふ・・」 静かにまどろむ資料室。 起きる出来事を予想しながら、慎は頬を緩ませるので、あった。 ちなみに。 久美子が起きた後、どうなったかと、言うと。 「〜〜・・・・・・っ!そ、そんなじっくり見たのかよ・・・!!」 「・・いいじゃん、別に。今日も違うなーって思っただけだし。」 「き、今日もって・・・・!!バ、バカーーーー!!!」 案の定。 真赤になって慌てる久美子の表情を見て、慎は再び頬を緩ませるのであったとか―――― 「どうせなら、着けなきゃいいのに。手間が省け・・・」 「・・・ふざけんな!!!」 バシ! 「いって・・・!!!」 ・・・なかった、とか。 慎にとってはどうでもいいこと。 でも 久美子にとっては一大事。 二人の どうでもいいこと。 には、少々違いがある、みたい・・? *オワリ* |
|
適当にイラスト描いてたら、こんな感じの絵が出来上がってしまいました・・へ、へへ。だもんで、絵から話を進めて行ったの。微エロ万歳。 ・・しかしTOPも微エロでごめん・・(汗) しかも100のお題で「どうでもいいこと」ってあったよなーと思って書いてたら無かった!!衝撃的事実発覚・・ていうか確認を怠って失敗(汗)。なので、SSSの方へ置いちゃった・・。短くてごめん・・。 |