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「も・・・俺、今死にそ・・・・・」 ・・・え?何で慎が・・・? そう思う暇もなく、反転させられた自分の体。 そして―――――――― 「・・わかってねぇな。」 「え・・?なに・・・??」 ・・・な、なにが・・? 「・・そういうこと。聞かされたら男は皆死にそうになるんだよ。」 「・・・へ・・・へ?」 そういう事って――――――・・・? 「あっ・・・・!!!」 突然、自分がさっき慎にしていたように、胸元に慎の頭が倒れ込んできた。 な、な、なんでぇっ・・・・・・! 「・・・今、すっげぇドキドキしてる・・・だろ?」 「え・・・う、ん・・・・」 きゅっと慎の顔が、自分の胸の真ん中を押さえつける。 ・・胸が苦しくて、呼吸できないくらいに、なってる・・・ 「・・俺も。俺も、今お前が言ったこと聞いて・・・・これ以上、だから・・心臓。」 ・・え。 「う・・・うそ。」 「嘘言うわけねぇだろ。・・男って意外と純情、なんだけど。好きな女にドキドキするって言われただけで、死にそうになンの・・・。」 はぁ・・・ 低い溜息と、胸に顔を埋めながら呟いた慎の低い声が、直接心臓に響いてくる。 まさか 慎が、こんな風に言うなんて・・・・・・ 「おま・・お前も、そうなるんだ・・・・」 響く鼓動が大きすぎて、声も震える。 「・・・当たり前だろ・・・俺をなんだと思ってンだよ・・っと。」 言いながら、身体を起こして目と目が合う位置まで慎が自分の上に上がってきた。 ピタ・・・ くっつけられた、二つの、心臓。 「あ・・・・・・」 ドキドキ、ドキ・・・・・ 荒れるその音に、ハッと伏せた瞳をあげれ、ば―― 「・・・・俺が死にそうなの、分かるだろ?」 「・・・っ・・・!」 ・・コツ。 オデコとオデコを、ドキドキしたまま合わせられた。 絡まる、視線。 感じる、慎の、小さな震え――――・・・ 「・・し・・」 「・・・・嬉しくてさ・・たまんね・・」 名前を呼ぼうとしたところで、慎の声と、唇が被さってくる。 「・・ふ・・ぅ・・」 軽く合わさってくる柔らかな感触が、自分を好きだといっているようで、どうしもうもなく―――――― 「ん・・・」 ・・・大好き。 ・・好きの、気持ちで。 心の中が一杯になった。 キーンコーン・・・・・ そうして そのまま、4時間目終了の合図が響いてからも、唇は離れる事は無く。 「慎〜〜〜〜っ!」 「やんくみーー???」 ウロウロと、お腹を満たした可愛い生徒が探しに来る、まで。 「大体、急に俺の顔見て変になんなっつーの・・・・」 「べっ!別に!そ、その変になったわけじゃないじゃないか・・ただ恥かしいってだけで・・」 「・・それが今更だって言ってンんの。もっと恥かしいコトしてんじゃん。」 「もっ・・・・ってバ、バ、バカやろっ!言うなぁっ!」 「・・・今も、ちょっと我慢の限界なんだけど、俺。」 「え。」 「・・いい?」 ・・・・ニコ。 「え、え・・・あっ・・・こ、こらズルっ・・ん〜〜!」 二人は、笑顔が結びつけた甘い時間を、過ごすので、あった。 『笑顔の魔法』 それは――――― 「・・俺も、久美子の笑った顔、好きだよ・・」 「ぅ・・・あ、あたしだって、知って、る!」 今はまだ、教師と生徒の二人にとって、は。 最強の魔法・・・・・・ 「・・・さっきの顔も好きだけど、な。」 「・・・・っ・・・!!!!!」 ・・・・なのかも、しれない。 *オワリ* |
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んがふっふ・・!久しぶりにお目見えしたっつーのに酷い作品ですいません・・そして皆様こんにちはこんばんはアイコです。なんといいますか、最後がわけわからん状態で再び襲ってまいりましたDr.スランプが・・。(寒・・) とまあアラレは冗談ですがホントにアタイもうだめってくらいかもしれないよー。 弱音はいてスマソ・・。 好きな人の笑顔って本当にドキドキして、好きになればなるほど尚更ドキドキして隠れたいくらいの物だと思いまして。つまり好きな人を見ないとかからない魔法だなぁって。一人だけかかってるような感じだけど同じように向こうも思ってたらいいなーとか思いまして、そんな感覚で書いてみました。 好きな人が出来た時の、なんともいえない甘い感覚も思い出してみて下さいましたら嬉しいです。 いや私はむしろ進行形な感じもしないでもない・・。え へ へ。 次回はSWEETsで、まああのその場面だけですがお目にかかれればいいなと思ってます。LL教室とか高校のとき有ったの思い出したので・・・・(うわあ)。 そいではこちらまで見て下さいまして、ありがとうございました!なんだか下手の横好きの創作になりつつありますが、またお暇な時にでも見にいらしてみてください(*^∪^*v それではー☆ |